競技者向け講習会を開催しました
平成26年11月24日(月)、絶好のアーチェリー日和の中、三重大学レンジに23人が参加し、滋賀県立草津東高校の渓充先生をお招きして、競技者向け講習会を開催しました。

 まずは、参加者のお手並み拝見。

 高校時代からアーチェリーをやっていた人はなく、また、専門のコーチングを受けたこともなく、先輩からの昔ながらの口伝や雑誌等で得た知識しかありませんでした。


 オープンスタンスの人もいますけど、アーチェリーの基本は、的に対して直角に立つところから始まります。このときの姿勢が悪いと、きちんと狙えません。
 足は肩幅にきちんと立って、その上に腰を載せて背筋を伸ばして肩を載せます。

 高校生には、これができるまで、まず最初の2週間は何もさせずに、ただ立つ練習をします。その後も夏休み前までは、基本姿勢の練習を続けさせます。


 次に「前へ倣え」の姿勢で立ちます。次にそのまま腕を横に広げた姿勢で立つ練習をします。
この状態では、腕が安定しているので、押し手が左右に緩むことはありません。
 肩が上がってしまうと、肩は簡単に緩んでしまします。


 押し手の親指と人差し指の指先は、的に向けまっすぐ伸び、そこから引き手の肘まで一直線に通します。


 肩が上がらないようにします。肩が上がったら、押し手が不安定になります。


 ここでちょっと一休み。

 
ワタシの名前は「うらん」ですが、原子力で動いているわけではなく、風力発電で充電中です。


 フォロースルーをしっかりすること。高校生には最初は10秒間、慣れてきても5秒間はさせています。
 たとえミスショットしても、フォロースルーをしっかりすることによって、次の射に繋ぐことができます。
 
 一射一射、考えて射ってください。なんとなくではいけません。体で覚えると言いますが、体には記憶機能はないので、反復練習してアタマに覚え込ませるのです。


 受講者の発射音が「バカァ〜ン」と大きな音のする弓がありました。ちょっとゲージで測りましたが特に問題なかったのですが・・・・。
 実はストリングハイトが高すぎたのです。先生がゲージで示すようにリムの先端部が傾いていたのです。
 ストリングハイトを調整することによって、先端部がまっすぐ立つようにします。結果的にその付近が一番発射音が小さくなります。

 
発射音が小さいということは、リムにかかる負担が小さいと言うことで、リムの破損を防ぐうえでも有効ですね。(管理人)


 こんな感じでリム先端が真上に向いているのがよろしいようで。

 ストリングハイトをうごかすということは、こういうことかと、目からウロコの瞬間でした。


 管理人は射ちもせず、聞き耳を立てていましたが、やはり外部講師にお願いすると言うことは、緊張感があって話も良く聞くことができたと思います。
 そういえば、画伯やM下くんが言っていることはこういうことだったのかと、いまさらながら振り返ることができました。

 渓先生、これに懲りずに、また三重にいらしてください。m(..)m